
Carelyで”輝き続ける”ための健康管理体制を構築
「ひとつのモノ、ひとつの想いを大切に豊かな社会を創る」をミッションに掲げ、次世代のリユース文化を作ることを目指すSTAYGOLD。そのビジョンの通り、先進的なこれまでにないリユースサービスを展開し、現在、急成長を迎えている新進気鋭の企業です。
事業の成長に合わせ、従業員の人数も増えてきたことで、現在、改めて社内の健康管理体制の見直しと再構築に取り組んでいます。今回は、そのプロジェクトの中核を担う石塚様にお話を伺いました。(取材時期:2023年3月)
- 従業員数
- 330名
- 業種業態
- 卸売・小売
- 導入理由
- 業務効率化
- 紙やエクセルでのデータ管理から脱したい
- 健康診断を効率化したい
- 健康管理体制を一元化したい
- 休職・離職を予防したい

急成長を迎える企業の健康管理体制の構築がミッション。 前職から引き続き、Carelyの導入を決定
石塚様は2022年4月にSTAYGOLD様に参画されたそうですが、どのような役割を求められていたのでしょうか?
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石塚さん:
弊社は代表の柏村が2014年に創業し、現在、急成長期を迎えている企業です。売上も順調に伸びていて、それに伴い社員も増加しています。現在ではおよそ330名で、年間で言えば80名ほどずつ増えています。
一方で社員の健康管理体制はまだ整っていない部分も多く、着任した中で人事や健康管理体制のあり方を決めていくことがミッションとしてありました。 -
Carely編集部(以下編集部):
具体的にはどのようなことでしょうか。
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石塚さん:
我々人事戦略室は社員や家族、取引先など、関わる人たちへの幸福追求をビジョンに掲げています。また、そのために人の秘めたる可能性を開花させる条件や環境を整えることをミッションとしています。
その中で、安全衛生と健康はとても重要な側面だと捉えており、そのための体制づくりを意味のあるものにしていきたいというのがスタートとしてありました。
もう一つの側面は、今後IPOを目指していくことも考えて、ISO30414、いわゆる人的資本情報開示に対応していけるよう、情報の積み上げとDX化は避けて通れないと考えていました。 -
編集部:
そうした体制づくりの中で、Carelyを選んでいただいた理由はなんでしょうか?
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石塚さん:
前職でもCarelyを導入していて、ユーザーとしてとても使い勝手がよかったという点があります。ユーザーフレンドリーで直感的に使えるのがいいですね。
また、産業医との連携がよく考えられていて、これから体制を整えていく中で、産業医の先生と連携を深めていく上で戦力になると思いました。
もう一点は、前職でのトラブル対応の姿勢が素晴らしかったという点です。
結構厳しいことや、細かいことを言っていたんですが、真摯に対応してもらいました。 -
編集部:
ありがとうございます。他のサービスとの比較などは行わなかったのでしょうか?
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石塚さん:
ほとんどしていないですね。前職でサービス内容とプライスの部分についてはすでに満足していたので、新しいツールを探すという労力を新たに掛けるつもりはありませんでした。
サービスの統廃合などはありましたが、そもそも論として本体のシステムが優れていると感じていたので、現職でも導入しようと思いました。

ストレスチェックの実施率が大幅に向上! 人事の負荷も大幅に削減され、効率化に成功
実際に導入をしてみて、具体的な業務に変化はありましたか?
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石塚さん:
たとえば、健康診断でCarelyを活用しています。もともとは別部署が管理していたのですが、新たに人事に移管することになり、健康診断をいかに効率的に管理していくか、メンバーと相談を重ねていました。
Carelyを導入することで、クリニックとの連携も問題なく行うことができ、比較的スムーズに導入することができたと思います。
特にメンバーから聞くのが、従業員への予約日の発信が楽になったという声です。
これまで、受診日が決まると個別にメールで連絡を行っていたのですが、Carelyに予約データを取り込んで、システムから一斉送信することができるので、かなり工数が削減されました。今ではCarelyのない運用は考えられないですね。 -
編集部:
ストレスチェックも実施されていますが、そちらはどうでしょうか?
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石塚さん:
ストレスチェックも大幅に実施率が向上しています。以前は70%ほどだったものが80%以上にまで上がりました。
ストレスチェックの通知というよりは、リマインドの発信が楽になったことが影響していると思います。システム上で未受験者に対してリマインドができるので、実施率が向上したと考えています。 -
編集部:
かなり使い込んでいただいているようで、ありがとうございます。では逆に使い込んできたからこその要望などはございますか?
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石塚さん:
外部システムと連携できることはデータ入力の作業を削減でき、大変便利だと思います。ですので、API連携できるシステムが今後も増えていくとありがたいですね。
IPOを目指し、健康管理体制を上場企業レベルへ。 輝き続けるための健康管理体制をOne Teamで実現
参画してから1年でかなり体制整備が進んだと感じます。具体的にどのような健康課題があったのでしょうか?
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石塚さん:
弊社は平均年齢が29歳と非常に若い社員が多く、健康診断や健康そのものに対してそれほど興味を持つ人がいませんでした。
もともと健康管理は別の部署が担当していたのですが、衛生管理者も不在であったこと、安全衛生管理の知識や経験を備えていた者もおらず、しっかりとした管理が行われてこなかったのが実情でした。一方でメンタルヘルスについては、休職やそのまま退職していく社員が出ていました。若い社員を積極的に採用しているので、社会人としての経験は弊社が初めてという者も多く、うまく社会人としてアジャストできない人はメンタルダウンしてしまいます。
当時から産業医と連携して対応はしていたものの、声なき声として退職者という形で出てきてしまっていました。
これらをしっかりとコントロールしていくことが、今後コンプライアンス上、重要になってくるというのが体制整備の背景にあります。 -
編集部:
そうした問題は体制変更を行ったことで改善は見られているのでしょうか?
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石塚さん:
Carelyでいうと健診結果やストレスチェック、産業医面談などの記録を一元管理できることで、産業医面談の事前の共有や、事後の管理がとても行いやすくなりました。
また、職場巡視や衛生委員会の議事録をCarelyを通じて公開できることもありがたいですね。これまでは単純な議事録を配布している形で、社員に共有するための作りではありませんでした。これであれば労基署の監査などにも対応できます。 -
編集部:
その他には、どのような対応を行ってきたのでしょうか?
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石塚さん:
職場で管理職向けに様々な研修を行うようになりました。マネジメント研修やコミュニケーション研修、ハラスメント研修などです。
また、これまでハラスメントを受けている人が声を上げる仕組みがなかったので、相談窓口を外部と内部に設けるようにしました。

今後はどのような課題があると考えていますか?
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石塚さん:
1年目で管理体制はかなり構築できたと思うので、今後はデータ活用をどう行っていくかが課題だと思っています。そのために、Carelyをどう活用していくか、ということも考えていかなければいけないと思っています。
また、過重労働でいうと、弊社はそこまで残業時間が長いほうではないのですが、どうしても一部の社員に負荷が集中してしまうところがあります。
時間外労働の制限として月45時間以上6回、80時間以上という規定があり、それを守っていく必要があるので、その管理体制も課題です。また、合わせて有給休暇取得の管理も行っていきたいと思っています。
このあたりをCarelyでアラートが出せるなどできるとよいと思っています。 -
編集部:
有休の管理については、ユーザー様からの改善要望として社内に共有しておきます。
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石塚さん:
期待しています!

最後に今後の意気込みなどについて、お聞かせください。
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石塚さん:
STAYGOLDはこれからIPOを目指していく大切な時期です。IPOを実現するためにはコンプライアンスが重要になってきます。そこを上場企業レベルまで引き上げるのが私の使命だと思っています。
私たちの行動指針に「Be STAYGOLD」と「One Team」というものがあります。
Be STAYGOLDは輝き続けるという意味であり、疲弊して人がやめていき、それを補填するために人を採用する、というような穴の開いたバケツで水を汲むようなことをしていては輝き続けることはできません。
豊かな社会を作っていくというミッションのために、健康という面でもOne Teamとなって健康管理の意識を構築していきたいと思います。
今後の励みになる非常にうれしいお言葉でした!本日はありがとうございました。
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一部上場会社・大企業のグループ子会社・オーナー企業・急成長IT企業・スタートアップベンチャーと多岐に渡る企業の人事を経験し、現職STAYGOLDに至ります。
「人が秘めたる可能性を開花させる条件や環境を整えること」「利益を生み出す人を見つけ、採用し、定着を支援し、活躍をサポートすること」をMissionとし日々取り組んでいます。
人事を20年経験しても、採用に関する正解や理想の人事制度など、未だ答えは見えていません。だからこそ、謙虚な姿勢、誰からも学び続ける姿勢を大切にしています。