
「Carelyに出会えたことが奇跡的だね」一気通貫した健康管理体制を築けています。
主にインターネットを通して、わかりやすく、安くて便利な生命保険商品・サービスの提供を追求しているライフネット生命。
健康経営の推進を全社的に取り組むことで、2019年3月には健康優良企業(金の認定)を取得。健康経営の基盤である健康管理の体制強化として、Carelyの産業医とストレスチェックをどのように活用したのか伺いました。
- 従業員数
- 151名
- 業種業態
- 金融・保険
- 導入理由
- 健康管理体制の一元化

大学病院で診療をしながら、大学院生と生活習慣病の研究をしています。産業医として多くの企業を担当し、予防医療をすすめています。企業の健康を支え、心身ともに充実した仕事が出来るようにチームの一員となって努力しています。
医師、医学博士。2002年慶應義塾大学医学部卒業。大学院を経て、2004年よりハーバード大学ジョスリン糖尿病センター留学。2009年東京大学医学部附属病院 専門研修医、2011年国立健康栄養研究所 特別研究員、2012年東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 助教。2017年より東京医科大学病院 糖尿病・代謝・内分泌内科 講師。日本医師会認定産業医、総合内科専門医、糖尿病専門医、腎臓専門医、アメリカ医師免許(ECFMG Certificate)。

当たり前のことが評価されて、金の認定を取得
健康優良企業(金の認定)の取得、おめでとうございます。
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関根さん:
実はライフネット生命の行動指針(マニフェスト)の中には、健康に関する規定はありません。たとえば多様性を尊重することは明記されていて、「ダイバーシティ経営企業100選」や「ホワイト企業アワード」を受賞していますが、健康に関しては計画的な指標がありませんでした。
人事として従業員の健康を守ることは重要ですので、健康企業宣言(銀の認定)の中からできそうなことをはじめたことがきっかけです。
金の認定は、銀の認定よりもハードルが高いと聞きます。
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関根さん:
KDDI健康保険組合の方からも「審査は厳しい。計画するだけでなく実体が伴う必要がある」と言われました。ですので、今年の取得はあきらめていたのですがCarelyを活用していることや、産業医である諏訪内先生との取り組みが評価されて取得することができました。
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諏訪内さん:
KDDI健康保険組合の加入企業としても、初めての金の認定取得ですよね。健保組合の情報誌にも衛生委員会のメンバーが取り上げられました。私としても産業医経験の中で初めてのことだったので嬉しかったです。
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関根さん:
衛生委員会も活発です。若手の社員が従業員代表に選任される文化があり、従業員代表が必ず委員会メンバーとして参加するのでフレッシュなメンバーで構成されています。諏訪内先生も毎回出席されて、衛生講話をはじめ職場環境の改善について色々とお話をいただいています。若手社員向けにメンタルヘルス研修も実施していただきました。
他にも、感染症予防のためにインフルエンザワクチンの集団接種、マスクの常備、消毒液の設置をしています。特別に大きな施策を計画したわけではないので、日々の当たり前の健康管理が評価されたと思います。

健康管理の効率化や健康経営にCarelyは役立っていますか?
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関根さん:
金の認定の審査では、計画書に落とし込めていないタスクが多々ありましたが、きちんと実施していることの証跡を示すために、多くの資料を提出しました。
たとえば、ストレスチェックの受検や集団分析をCarelyで行っていることは、高ストレス者に対してもオンラインの健康相談を受けることができ、産業医面談をすすめてくれることも証跡として蓄積されていますし、受検率や集団分析結果も当方が集計加工しなくてもそのまま使える数値や資料が多くあります。実はCarelyの説明資料をそのまま使わせていただきました。
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諏訪内さん:
毎週届く健康情報(メルマガ)も効果ありますよね。花粉症について、インフルエンザの予防についてなどの啓蒙を、Carelyが実施してくれるので社員の健康に対する意識の向上にもつながっていますよ。
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関根さん:
金の認定取得にあたって、人事だけでは対応できない領域やリソース不足によって手がつけられない項目はどうしても発生してしまいます。そこはCarelyによって、煩雑な作業がカンタンになったり、一生懸命サポートしていただいたりしたおかげだと実感しています。
Carely産業医に切り替え、オンライン面談を開始
産業医の切り替えにあたって諏訪内先生をご紹介しました。
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関根さん:
前任の産業医は、医長(生命保険の診査や査定をする医師)が兼務されていました。新しく外部の産業医に切り替えるときには産業医と従業員のコミュニケーションを取れる機会の減少に不安があったことは確かです。
産業医面談をセッティングすることは人事の業務です。知らない人と個室で相談するってことは、従業員にとっても不安が大きいと思いますので、諏訪内先生と従業員が接する機会は意識的に増やしたいと考えています。
面談にあたって工夫されている点を教えてください。
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諏訪内さん:
不調者や過重労働者との面談では、原因を探ることを大切にしていますね。
産業医はどうしても、会社側の立場で従業員を指導したり説得したりする人と思われてしまいます。体調面や精神面の不調の原因が、日常生活の中にあるのか、業務上の理由なのか。もし原因が業務にあるならば、会社側に適切な指導を行うのが本来の産業医の役割です。
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関根さん:
iPadを使ったオンライン面談も実施してもらっています。毎月の訪問を待たず、時間と場所を節約できる点や、緊急時も対応いただける点は、会社として安心感があり助かっています。
オンラインで生命保険を提供している会社なので、違和感なく対応できているのかもしれません。
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諏訪内さん:
オンライン面談でも、Carelyがあれば不都合を感じることはありません。面談者の健康情報(ストレスチェックの結果や診断書)は事前に共有されているし、面談内容も記録と共有がひとつのシステムで完結しているので。
さすが産業医が開発したシステムだなと感心しています。

一気通貫した健康管理体制を築きたい
ストレスチェックもCarelyで実施しました。
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関根さん:
もともと健康管理は、ひとつのシステム・ひとつのサービスを一気通貫で行えることを望んでいました。コンサルタントにメンタルヘルス領域の対応について依頼していたこともありましたが、計画を作成いただいても、それを自力で実行することはできませんでした。
そういった意味でCarelyのストレスチェックはありがたかったです。受検率をあげるために適切に催促してくださるし、実施後のフォローも丁寧に行っていただきました。
特に集団分析レポートは画期的でした。はじめて経営層にレポートを提出して、会社の健康状態を把握してもらうことができました。これまでは厚労省の判定図を使っていたのですが、あの図から会社の健康状態を読み取ることは難しかったです。
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諏訪内さん:
高ストレス者に対して産業医面談をチャットですすめてくれる機能も、他のストレスチェックサービスにはないですね。通常なら人事がアプローチできない高ストレス者についても、フォローできる体制が整うからCarelyのストレスチェックはおすすめしやすいですね。
オンラインチャットでの健康相談は、使われていますか?
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関根さん:
使ってみた声は従業員から聞いています。新入社員も自然に使ってくれていますし、先日は家族のことを相談して答えが返ってきたという声も聞きました。
ライフネット生命のビジネスモデルでも、お客さまとのやりとりは対面ではなく主にネットで行われますし、電話サポートよりもチャットサポートを希望される方も増えてきています。顔が見えない、声が聞こえない連絡手段だからこそ、お客さまの不安を解消・解決できることもあると学んでいます。
Carelyを導入してから、人事としての働き方に変化はありましたか?
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関根さん:
人事総務部の部長からは「Carelyに出会えたことが奇跡的だね」と言われました。1年間で産業医もストレスチェックもCarelyに変わって、そのおかげもあって金の認定を受けることもできて嬉しかったです。
ライフネット生命で人事担当に配属されてから、衛生管理者の資格を取得し、勉強を続けてきました。
この領域では法律はもちろん、社員それぞれが最大限にパフォーマンスを発揮するための健康管理体制の構築が欠かせません。
健康管理に携わる人事の方へ一言お願いします。
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関根さん:
健康管理システムとしてCarelyを導入して健康管理が一気通貫してできるようになり、丁寧なサポートに助けられています。Carelyは健康経営を推進する企業にとって欠かせないサービスです。
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